世界を揺るがす民族問題 ~ 大量虐殺旧ユーゴスラビアの現場から ~
台風一過急に涼しく日暮れの早さを感じるこの頃となりました。
ASK13年目初回の月例会として世界の火薬庫中東問題を取り上げようと思いましたが、日本ではわかっていない根底にある民族問題が理解できないと分かりませんよという先輩のご意見で、この方面に造詣の深い初めてのマスコミ関係者による講演となりました。
ボランティア的に出演をお引き受けいただいた講師の方ですが、これを機会に「ユダヤ人やクルド人」等の民族、それに対する 近代国家の抵抗・弾圧から中東紛争につながる現象についてお話しいただける特別講演会が開催できれば、教養(今日用)と教育(今日行く)を目指すASKの願いに叶うのではと思っています。
日 時 | 2018年10月17日(水) 14:30 ~17:00 ※14:15 開場 |
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会 場 | あすみんセミナールーム 福岡市中央区今泉1丁目19番22号 天神クラス4階 天神西通り南へ 国体道路突当り http://www.fnvc.jp/ 092-724-4801 |
参加費 | 年会員様¥500 一般参加者様¥1,000 |
スケジュール
14:30 | 挨拶 |
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14:35 | 演題1世界を揺るがす民族問題 ~ 大量虐殺旧ユーゴスラビアの現場から ~要旨 様々な問題が山積し、世界の火薬庫ともいわれるバルカン半島。冷戦後の1990年代、旧ユーゴスラビアでは「民族自決」の名の下で新しい国が相次いで誕生した。 → 全文を読む 《講師》 池田 泰博様(ジャーナリスト) 《プロフィール》 1960年福岡県小郡市生まれ。朝倉高校、早稲田大学政経学政治学科を卒業後、日本放送協会(NHK)、リクルート(就職ジャーナル編集部)を経て西日本新聞社入社。記者、日本新聞労働組合連合中央執行副委員長、報道センターデスク、選挙対策本部事務局長、総務部長などを歴任し、2015年に退社。粕屋町副町長を経て現在はジャーナリストとして活動する。民族・宗教問題、国際政治・経済をライフワークとし、訪ねた国や地域は90以上。 |
16:05 | 休憩(名刺交換) |
16:15 | 演題2会員交流タイム初参加者紹介 ASKすまっぽんによる広報紹介 連絡事項 |
17:00 | 閉会 |
懇親会
※白波の薩摩酒造株式会社様 協賛
日 時 | 10月17日(水) 18:00~20:00 |
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会 場 | ホテル アークロイヤル福岡天神 レストラン「花水木」 福岡市中央区天神3-13-20 092(724)2214 |
参加費 | 年会員様¥4,000 一般参加者¥4,500 (男性交流会参加者及び女性の方は特別に¥4,000) |
仕事のある方、懇親会だけの参加でも参加しやすい開会時刻に設定しています。
交流会の講師と突っ込んだお話が出来ます。新しい仲間が出来ます。懇親会のみのご参加も歓迎です。
お申し込み締め切り
10月15日(月)
ご注意:懇親会の申し込み後の取り消しは10月15日(月)までは無料。その後の取り消し、無断欠席は参加会費の一部(料理代 3500円)を請求させて頂きます。
第1部 講演 要旨
様々な問題が山積し、世界の火薬庫ともいわれるバルカン半島。冷戦後の1990年代、旧ユーゴスラビアでは「民族自決」の名の下で新しい国が相次いで誕生した。
その中で、ボスニア内戦の過程では、対立するセルビア人・ムスリム人・クロアティア人の間で起こった、他民族に対する組織的な排除、集団殺害する行為が「民族浄化」という名の下に行われた。
この内戦での死者は約25万人[~30万人以上]、レイプされ堕胎が不可能となるまで監禁されて誕生した子どもは25,000人以上とされている。当初はボスニアのセルビア人勢力とその背後にあったセルビア共和国軍による戦争犯罪とされ、その首謀者としてセルビア共和国のミロシェヴィッチ大統領などが告発された。しかし、現在ではセルビア人だけではなく、ムスリム人、クロアティア人側にも同様な行為があったことが問題とされている。
なぜ、民族の対立はエスカレートし、非人道的な大量虐殺やレイプが繰り返されるのか。民族問題は現在の中東情勢の理解に不可欠なクルド人や、ユダヤ人国家イスラエル問題にもつながる。地元新聞社を退社して以来、ジャーナリストとして独自の視点で取材活動を続け、一昨年から今年夏にかけて旧ユーゴスラビアのセルビアやボスニア・ヘルッエゴビナ、モンテネグロなどをはじめ、イラク(クルド人自治区)やイスラエル、トルコ、レバノン、ヨルダンなどを訪ね現地取材を重ねてきた。
今回は、現在の国際情勢を分析するうえで欠かせないものの、日本人には理解が難しく、マスコミでも報道されにくい「民族とはなにか」について、旧ユーゴスラビアを事例に本音で講演する。